Traceabili Tea ~2025年10月~
Traceabili Tea
2025年8月、全ての商品において、どの畑で収穫し、どの工場で加工したかの情報を明記する試み(Traeabili Tea)を開始しました。
https://dmatcha.com/pages/traceabilit
2025年8月上旬にシンガポールを訪れた際に、多くの消費者が産地や製法の情報を知らないまま抹茶を楽しんでいたり、カフェやTea houseも中国産の抹茶で日本風の名前がついていて多くの方が日本産と思って消費されている自体が衝撃的でした。元来宇治茶、宇治抹茶は、茶農家が栽培した生葉を碾茶に加工し、その碾茶をブレンドし抹茶に茶問屋が加工するという流れです。茶問屋さんには茶師と呼ばれるブレンドの専門家がいて、気候などの影響で毎年少しづつ違う性質の茶葉をお家元ごとの好みに合うように混ぜ合わせる均一な製品に仕上げることが一般的です。それゆえに、ワインとは異なり、茶葉の産地や、品種名などが 見えづらい構造になっています。
d:matchaでは、畑、加工、販売まで一気通貫で行っていることもあり、また、その背景情報まで楽しんで頂きたいという思いから、可能な限りそうした情報をクリアにしていこうと取り組んでいきます。この情報の開示/透明性というものを、まずはイチ企業として始めますが、将来的には京都府も巻き込んで、公がその情報の正確性を担保するかたちでのトレーサビリティにしていきたいです。そうした産地や品種、製法の透明性が、将来的に産地の競争優位性を守ることにもつながると強く信じています。特に高単価の商品は、ブロックチェーン技術などでその情報の正確性を担保することが将来的には求められると考えています。
もともとトレーサビリティは、フードセイフティの文脈で語られることが多いです。そういった意味あいで、d:matchでは、畑レベルにおいては、農薬テスト、重金属テスト、製品の栄養分析、有機JASの認証開示をしていますし、最終商品(抹茶)の微生物検査(一般細菌数や大腸菌数)はほぼ毎月行っております。https://dmatcha.com/pages/organic-matcha-farming
お客様が安心して、弊社のお茶を、その背景にある農地や工場の情報なども含めて楽しんで頂けるように努力をしてまいります。
D-matcha株式会社
代表取締役 田中大貴























