スタンフォードGMIX 6年目 ~2022年9月~

福本晴華

2017年の創業時から縁あって米国スタンフォード大学のMBA(GSB)のGMIXという、学生が世界中の様々な地域でインターンをするプログラムの受け入れ先になっています。毎年面白くて優秀な学生が来てくれることを楽しみにしています。2020年と2021年はコロナ禍の影響で、オンラインでの開催でした。

2022年は、MackとAliceと2名が3年振りに来日してProjectを行っています。学生の中でも、日本の田舎で茶産地である和束町、smallかつfamily businessといった彼らのキャリアとは随分異なる職場、さらには近隣にある京都、奈良、大坂といった観光地、そして東京と、滞在中に幅広い経験ができることが魅力となっており本年も10を超える学生からの応募がありました。

本年は、SNSをより有効に活用して海外も含めたお客様にd:matchaのストーリや数ある活動のupdateを行っていく施策や、定期購買などの継続サポートをして頂いているお客様から望まれるコンテンツの発掘などを提案してもらうプロジェクトを実施しています。 

元々は、コンサルティング業界が社会人としての最初のキャリアだった私ですが、やはり自分の会社となると客観性をもってみることは難しく、彼女達の提案が非常にためになっています。あとは、それをとにかく実行していきます!! 

近代の学生も来て夏は賑やか

滋賀の鰻屋さんにて 


代表取締役 田中大貴 

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湯船への移転、新事業の展開 ~2022年8月~

田中美里

2022年12月を目標にd:matchaの本店を茶園が集中する湯船地区へと移転する計画を進めております。 

茶畑が現在の和束町釜塚の店舗よりも近く、よりシームレスな空間やサービスをご提供できると確信しております。店舗機能だけでなく、宿泊機能や自然エネルギーの発電機能なども付加して行く予定です。

当該計画は昔から考えておりましたが、湯船区は和束町の中でも人口減少が大きく進む超限界集落であり、移ることへの勇気がいりました。実際に2023年春には唯一の公共交通機関であるバスの廃止も噂されております。 

湯船地区での事業を盛り上げることで、この美しい中山間地だからこそできるビジネス的な価値や風景、暮らしなどを遺していけるように努力していきたいと考えています。

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エキュート上野の抹茶フェア ~2022年7月〜

田中美里

2022年7月、d:matchaとしては3回目のエキュート上野の出店機会がやってまいりました。今回は、我々が出店するだけでなく、品種別まで拘った抹茶をフロアの他のテナントさんに提供し、抹茶の新商品を開発して貰い展開する、というプロモーションです! 

上野の駅のそこら中に和束産抹茶の文字が展開されているだけでなく、1番茶を使用した抹茶エクレアや小倉餡と抹茶のサンドイッチ、さらには抹茶いなり、など、スイーツから食事まで幅広い商品展開がされています! 私も、早速、5商品を制覇! 抹茶サンドイッチは濃厚な抹茶の旨味が美味しく、いなりも、絶妙な渋さとのハーモニーが素晴らしかったです。 

このような機会を下さったエキュートさん、テナントさんに本当に感謝をしております。こうした機会で、日本茶、抹茶への興味関心を持つ人が増えればとても嬉しいです! 

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フランスでの d:matcha Open ~2022年6月〜

田中美里

2022年5月、私にとってもd:matchaにとってもとても嬉しいnewsが飛び込みました。2019年にd:matchaでインターンをした無類のお茶好きであるLucieがd:matchaブランドでフランスに旦那さんのReiとともにお店をOpenしたいということです。インターンの期間中も本当にhard workerで貢献したい、という責任感が強く、また非常に頭が良くて理解力が良く、鋭い質問をたくさんしてくれたことが印象てきでした。  

Lucieは、本当にお茶好きで、日本のありとあらゆるお茶の産地で研修を行い、そこらの日本人のお茶好きよりみよっぽどお茶に詳しい私も尊敬するフランス人です。フランスに私が訪問した際もフランスのお茶業界の重鎮を集めてプレゼンテーションの場を用意してくれました。

そんな彼女がd:matchaのstoryやpassionが好きということで選んでくれたことは本当に嬉しく、事業を行っている冥利につき、彼女のフランスでの挑戦が成功するように、良いお茶を栽培し、フランスのお客様にも愛して頂ける商品開発やノウハウをLucieに提供できるように一層努力しようと身が再度引き締まりました。 

フランスのお店を訪れるのが本当に楽しみです。

(Lucieと原山の茶畑で収穫後)

 

(フランスの店舗改修中)

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春の息吹と、日本の農村にある持続可能な暮らし ~2022年5月〜

田中美里

2022年4月、いよいよ春を迎え、和束町湯船の農村もその息吹を感じる時期となってきました。 

温かい時期になったので、柚子の樹を6本植樹しました。柚子は冬にその実を摘果するので茶と時期がズレているため年間の労働の平準化に役立つ作柄です。また、その用途もご存じのとおり、香が豊かで、スイーツには勿論、ブレンドティーや食事など様々な食材に利用することのできる万能な果樹です。トゲが木にあることからも害獣被害に比較的あい辛いこともこの地に向いています。 

新茶は本年は前年までと異なり、霜の影響が無く、良いお茶が取れそうです。生葉を食べてみてもその旨味と渋みのバランスは絶妙で、収穫前から大変楽しみです。4月末からd:matchaでは収穫が始まるものと予定しています。   

最後は蓮華です。蓮華は田んぼの緑肥として9月に植えました。全く生えてこず、地元のお年寄り達からは、「種が腐っとる」など色々いわれましたが、ついに生えてきました。遅かったのは、単純に湯船地区が寒すぎるだけでしょう(笑) 昔の日本の田園は蓮華をうえで、春前に紫の綺麗な絨毯ができ、そのタイミングで最も根に窒素をためるので、かりとって土に還し、それが肥糧となります。 

昔ながらの日本の農法や生活は、まさにオーガニックをはじめとした持続可能な生活、ビジネスそのものであることが多く、そういったものを継承しながら発信し、時には進化かつ深化させていきたいと考えています。

(ほん柚子)

(やぶきた新芽)

(蓮華) 

 

代表取締役 田中大貴

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鳳春(Houshun, Spring Phoenix ) と駒影 (Komakage, Shadow of Hoof) ~2022年4月〜

田中美里

2022年3月、ついに改植しました。日本茶においてお茶の樹は味わいや収量の観点から40年に1回程度の周期で樹の植え替えを行います。具体的には、まず古木をカットした後、カサを減らすために燃やします。そのあと、地中に残った根を重機で引っこ抜いてまず、平地を作ります。お茶は非常に再生力が強いので、根が地中に残っていると再生し、新しく植え付けを行ったお茶の樹の成長を阻害してしまいます。根は場合によっては1mにも及ぶので、人力で抜くのはほぼ不可能です。これらの作業を冬の寒い時期に行い、実際の幼木の植え付けは3月の少し温かくなってから行います。約3000本の苗を植え付けた後、保温、保湿、防雑草の観点から自社の田を収穫した際に取っておいた藁で幼木を巻きます。 

収穫できるのは5年後と、非常に息が長いですが、楽しみです。鳳春も駒影もどちらも京都府推奨品種で、玉露など被覆栽培に向いた品種です。以前の12品種飲み比べでも、好きなお客様が多かったので、こちらの品種を選択しました。枯れないか、鹿に踏みつけられないか、気がかりで頻繁に畑に行ってしまいます。

(鳳春:Houshun)

(駒影:Komakage)

(藁で覆いした後) 

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和束の地域ブランドとGI認証 ~2022年3月〜

田中美里
2025年の大阪万博に向けた地域ブランド重点地域として、"和束茶”が経済産業省近畿経済産業局に認定され地域の中から9業者が選ばれどういった地域ブランドを目指していくかの議論を行って参りました。 

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鹿児島県と宮崎県、 お茶産地を訪ねて ~2022年2月〜

田中美里

2021 年、 鹿児島県の生産量が長らく日本イチであった静岡県を抜いたというニュースが ありました。

また、 私自身海外の方とやり取りしているなかで鹿児島のお茶が話題になっ たり、 アメリカに住んでいた 2015 年頃にもスーパーで置かれている抹茶は鹿児島県産 が多かったこともあり、 是非この目で見たいとずっと考えていました。

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茶殻再生の袋と、 エキュート上野催事 ~2022年1月〜

田中美里

12 月 6 日~22 日まで東京のエキュート上野で催事を行い、 たくさんの方に来て頂きま した。 ありがとうございます。

私は、 元は東京出身なので、和束町で創業した d:matcha が東京で販売することを個 人的にも嬉しさがありました。 結果もよく、また春先にお伺いできることになりました!

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自社抹茶を活用したソリッドパフュームとリップバーム ~2021年12月~

田中美里

お茶の栽培、加工、販売に携わっていると、この植物の持つ可能性、パワーに驚き新しい発想が生まれます。Tea Tour で、放棄茶園の説明をするなかで、そこにたくさん生る茶の実、種の説明をする時に茶の油や美容効果に改めて気づかされます。

お茶を飲むことで体の中から、 そして身に付けることで消臭効果やカテキンによる抗酸化作用さらにはビタミン C などの 効果も期待できるということに気づきました。早速、 化粧品会社さんをご紹介頂き商品化の議論を開始しました。

可能な限りチャ葉を含有させ、 化学系の素材は一切使用せずに天然素材だけで作る ことをコンセプトにしました。 また、 空輸に耐えるように、 液体ではなく個体の商材を候補 にし、「リップバーム」と「ソリッドパフューム」に最終化しました。 ソリッドパフュームは 練香水と言われるもので、個体がゆえにゆっくりと香りが気化するため、匂いがきつくなり過ぎず、舞子さんも練香水を活用されており、非常に京都らしいのもあって取り組むこ とにしました。「リップバーム」は冬に私もよく唇が荒れるため使用したいということもあり ます。 これらの商材に自社開発の” バスソルト” も加え、今後もラインナップを充実させて行く予定です。

商品開発に入ってから学びましたが、 化粧品は法規制が非 常に厳しく、 表現できる内容や記載が限定されていますが、 ホ ホバ種子油、 ミツロウ、 シア脂、 ツバキ種子油、 チャ葉、 トコフェ ロールの天然素材だけで構成でき、 PKG も満足のいくものにな りました。 そして、 自社の農薬不使用栽培の一番茶おくみどり を贅沢に使用し、 茶が最大限濃くなるように何回も試作してもら いました。 まず隗より始めよ、ということで私はずっとこの新商品リップバー ムを使用していますが、非常に唇の状態が良いです。

これからもお茶の可能性を追求し新しい価値を d:esign していきたいと考えています。

代表取締役 田中大貴

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