フランスでの d:matcha Open ~2022年6月〜

田中美里

2022年5月、私にとってもd:matchaにとってもとても嬉しいnewsが飛び込みました。2019年にd:matchaでインターンをした無類のお茶好きであるLucieがd:matchaブランドでフランスに旦那さんのReiとともにお店をOpenしたいということです。インターンの期間中も本当にhard workerで貢献したい、という責任感が強く、また非常に頭が良くて理解力が良く、鋭い質問をたくさんしてくれたことが印象てきでした。  

Lucieは、本当にお茶好きで、日本のありとあらゆるお茶の産地で研修を行い、そこらの日本人のお茶好きよりみよっぽどお茶に詳しい私も尊敬するフランス人です。フランスに私が訪問した際もフランスのお茶業界の重鎮を集めてプレゼンテーションの場を用意してくれました。

そんな彼女がd:matchaのstoryやpassionが好きということで選んでくれたことは本当に嬉しく、事業を行っている冥利につき、彼女のフランスでの挑戦が成功するように、良いお茶を栽培し、フランスのお客様にも愛して頂ける商品開発やノウハウをLucieに提供できるように一層努力しようと身が再度引き締まりました。 

フランスのお店を訪れるのが本当に楽しみです。

(Lucieと原山の茶畑で収穫後)

 

(フランスの店舗改修中)

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春の息吹と、日本の農村にある持続可能な暮らし ~2022年5月〜

田中美里

2022年4月、いよいよ春を迎え、和束町湯船の農村もその息吹を感じる時期となってきました。 

温かい時期になったので、柚子の樹を6本植樹しました。柚子は冬にその実を摘果するので茶と時期がズレているため年間の労働の平準化に役立つ作柄です。また、その用途もご存じのとおり、香が豊かで、スイーツには勿論、ブレンドティーや食事など様々な食材に利用することのできる万能な果樹です。トゲが木にあることからも害獣被害に比較的あい辛いこともこの地に向いています。 

新茶は本年は前年までと異なり、霜の影響が無く、良いお茶が取れそうです。生葉を食べてみてもその旨味と渋みのバランスは絶妙で、収穫前から大変楽しみです。4月末からd:matchaでは収穫が始まるものと予定しています。   

最後は蓮華です。蓮華は田んぼの緑肥として9月に植えました。全く生えてこず、地元のお年寄り達からは、「種が腐っとる」など色々いわれましたが、ついに生えてきました。遅かったのは、単純に湯船地区が寒すぎるだけでしょう(笑) 昔の日本の田園は蓮華をうえで、春前に紫の綺麗な絨毯ができ、そのタイミングで最も根に窒素をためるので、かりとって土に還し、それが肥糧となります。 

昔ながらの日本の農法や生活は、まさにオーガニックをはじめとした持続可能な生活、ビジネスそのものであることが多く、そういったものを継承しながら発信し、時には進化かつ深化させていきたいと考えています。

(ほん柚子)

(やぶきた新芽)

(蓮華) 

 

代表取締役 田中大貴

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鳳春(Houshun, Spring Phoenix ) と駒影 (Komakage, Shadow of Hoof) ~2022年4月〜

田中美里

2022年3月、ついに改植しました。日本茶においてお茶の樹は味わいや収量の観点から40年に1回程度の周期で樹の植え替えを行います。具体的には、まず古木をカットした後、カサを減らすために燃やします。そのあと、地中に残った根を重機で引っこ抜いてまず、平地を作ります。お茶は非常に再生力が強いので、根が地中に残っていると再生し、新しく植え付けを行ったお茶の樹の成長を阻害してしまいます。根は場合によっては1mにも及ぶので、人力で抜くのはほぼ不可能です。これらの作業を冬の寒い時期に行い、実際の幼木の植え付けは3月の少し温かくなってから行います。約3000本の苗を植え付けた後、保温、保湿、防雑草の観点から自社の田を収穫した際に取っておいた藁で幼木を巻きます。 

収穫できるのは5年後と、非常に息が長いですが、楽しみです。鳳春も駒影もどちらも京都府推奨品種で、玉露など被覆栽培に向いた品種です。以前の12品種飲み比べでも、好きなお客様が多かったので、こちらの品種を選択しました。枯れないか、鹿に踏みつけられないか、気がかりで頻繁に畑に行ってしまいます。

(鳳春:Houshun)

(駒影:Komakage)

(藁で覆いした後) 

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和束の地域ブランドとGI認証 ~2022年3月〜

田中美里
2025年の大阪万博に向けた地域ブランド重点地域として、"和束茶”が経済産業省近畿経済産業局に認定され地域の中から9業者が選ばれどういった地域ブランドを目指していくかの議論を行って参りました。 

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鹿児島県と宮崎県、 お茶産地を訪ねて ~2022年2月〜

田中美里

2021 年、 鹿児島県の生産量が長らく日本イチであった静岡県を抜いたというニュースが ありました。

また、 私自身海外の方とやり取りしているなかで鹿児島のお茶が話題になっ たり、 アメリカに住んでいた 2015 年頃にもスーパーで置かれている抹茶は鹿児島県産 が多かったこともあり、 是非この目で見たいとずっと考えていました。

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茶殻再生の袋と、 エキュート上野催事 ~2022年1月〜

田中美里

12 月 6 日~22 日まで東京のエキュート上野で催事を行い、 たくさんの方に来て頂きま した。 ありがとうございます。

私は、 元は東京出身なので、和束町で創業した d:matcha が東京で販売することを個 人的にも嬉しさがありました。 結果もよく、また春先にお伺いできることになりました!

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自社抹茶を活用したソリッドパフュームとリップバーム ~2021年12月~

田中美里

お茶の栽培、加工、販売に携わっていると、この植物の持つ可能性、パワーに驚き新しい発想が生まれます。Tea Tour で、放棄茶園の説明をするなかで、そこにたくさん生る茶の実、種の説明をする時に茶の油や美容効果に改めて気づかされます。

お茶を飲むことで体の中から、 そして身に付けることで消臭効果やカテキンによる抗酸化作用さらにはビタミン C などの 効果も期待できるということに気づきました。早速、 化粧品会社さんをご紹介頂き商品化の議論を開始しました。

可能な限りチャ葉を含有させ、 化学系の素材は一切使用せずに天然素材だけで作る ことをコンセプトにしました。 また、 空輸に耐えるように、 液体ではなく個体の商材を候補 にし、「リップバーム」と「ソリッドパフューム」に最終化しました。 ソリッドパフュームは 練香水と言われるもので、個体がゆえにゆっくりと香りが気化するため、匂いがきつくなり過ぎず、舞子さんも練香水を活用されており、非常に京都らしいのもあって取り組むこ とにしました。「リップバーム」は冬に私もよく唇が荒れるため使用したいということもあり ます。 これらの商材に自社開発の” バスソルト” も加え、今後もラインナップを充実させて行く予定です。

商品開発に入ってから学びましたが、 化粧品は法規制が非 常に厳しく、 表現できる内容や記載が限定されていますが、 ホ ホバ種子油、 ミツロウ、 シア脂、 ツバキ種子油、 チャ葉、 トコフェ ロールの天然素材だけで構成でき、 PKG も満足のいくものにな りました。 そして、 自社の農薬不使用栽培の一番茶おくみどり を贅沢に使用し、 茶が最大限濃くなるように何回も試作してもら いました。 まず隗より始めよ、ということで私はずっとこの新商品リップバー ムを使用していますが、非常に唇の状態が良いです。

これからもお茶の可能性を追求し新しい価値を d:esign していきたいと考えています。

代表取締役 田中大貴

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ANAとのイノ旅事業ついに実施 〜2021年11月〜

田中美里

コロナによる延期が重なったイノ旅事業がついに 2021年10月19日~ 21日で開催をすることができました。東京にある「かえつ有明高校」の高校1年生の生徒さん 31名が参加してくださいました。

イノ旅のコンセプトは、普段学生が生活している環境とは全く異なる地域に身を置き経験をすることでその地域に対する課題や対策を客観的に見て提言する経験を通じ、生徒自身にも地域にもイノベーションを起こそうというものです。ただ見て遊んで終わる修学旅行をより意味あるものにするという新しいカタチの旅です。d:matcha では、和束全体の walking tour や、茶畑工場ツアー、お茶の飲み比べ、昼食(茶そば、碾茶汁なし担々麺、スイーツ)の提供を行い、生徒さんの発表会も京都副知事や和束町長出席のもと d:matcha で行いました。生徒からのフィードバックは本当に新鮮でした。

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有機栽培や農薬不使用栽培について 〜2021年10月〜

田中美里
D-matcha では、2017 年よりお茶栽培については年々農薬不使用栽培での面積を拡大させています。当初、こうした栽培方法に着目したのは海外含めそこにニーズがあるからと判断したからですが、農業に携わるようになり、自然に近い方法で自然のサイクルを中心に作物を育てることの面白さ、自然の偉大さ、そこから齎される味わいに感動し、また勉強をさせていただいています。

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和束町で、農薬不使用の稲作 〜2021年9月〜

田中美里
D-matcha では、2021年より弊社管理の丁度中間にあった田んぼの耕作を始めました。米は日本の主食。日本の食文化とは切っても切り離せない食材です。特に私は、玄米が大好きです。玄米は米ぬかの部分も食べるので、栄養価が高く、そして糖質の吸収が白米に比べて緩やかな低 GI 食材でもあります。ですので、お店で提供する面も玄米抹茶麺と玄米煎茶パスタに変更しました。ただ、玄米は外側まで全て食べる分、やはり農薬は不使用で作りたくて、元々の農家さんの反対(「絶対、大変やで」)を押し切って農薬不使用での栽培を行っています。しかし、お茶以上に雑草の処理がこんなに大変になるとは想定外でした。ヒエが凄い 勢いで生えてきます。

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