宇治茶/和束茶のテロワールを伝える
世界中の消費者が、畑別、生産者別で商品が選べるような基準を創る
元来日本茶は土、地形、気候などのその土地が持つ特徴によって味や香りが大きく異なります。
京都和束町で、茶栽培が800年近くも続いてきたのは、朝夕の寒暖差が大きな気候、谷や川が生む霧、ミネラル分の多い肥沃な土、などがお茶栽培に適していることに要因があります。
今の日本茶は、流通構造や定義の曖昧さから、ワインのように畑や生産者で商品を特定することは難しく、海外の販売店に至っては商品の品質がしっかりと定義されないままで粗悪な商品が日本茶として出回ってしまっていることも散見されます。このままでは、日本食の発展を契機に捉えて安値で安価な商品を生産する中国をはじめとする他国との産地間競争が非常に厳しくなるという危機感をもっております。
我々d:matchaは、日本のお茶、特に京都のお茶が培ってきた歴史に敬意をもちつつ、農家だからこそ提供できる畑別や栽培方法別などの価値を見出し、しっかりと日本のみならず海外にも発信をしていくことで、世界中の消費者が商品選択の知識をもって商品を購入する土台を作り、本当に良いものを生産しつづける地域や農家が今後もずっと繁栄していけるような仕組みづくりに貢献していきたいと考えています。