新店舗の構造 ~2022年11月~
2022年12月に向けて工事を急ピッチで進めています。
日々、工事が進み具現化していく様子を見ることはとても楽しいです。今回のお店は周囲にd:matchaの茶畑や田が集積している中心にあり、その景色を楽んで頂くことを主眼に設計していきました。ですので、茶畑側に非常に大きな窓を複数設置していきます。2階からも茶畑が楽しめるような設計にしています。
また、元々湯船が杉の名産地であったこともあり、「木」を感じることができる建物になっています。梁や天井の木が見えるようなデザインになっています。こうした木や窓、景色を楽しんで頂けるように構造面で設計士さんや大工さんの様々な工夫があります。例えば、柱を細くするために、天井との接合部が3本で立体的になっていたり、など。
(特殊な柱の構造)
(景色を楽しむための巨大窓)
建物の南面には太陽光パネルを設置し、売電はせず、自社で使用する電気はなるべく再生可能エネルギーとして活用して行く予定です。自然豊かな湯船には、和束町のシンボルでもある、キジがきたり、狐がきたりとたくさんの動物がきます。中には鹿のような害獣もいますが、、
窓から見える範囲で、花を植えたり、蕎麦を作ったり、今からたくさんの構想が頭に浮かび、たいへんに楽しみです!
(外観:屋根にはソーラー設置予定)
(外には、キジや狐が良く来る)
隣の四角い建物は元々縫製工場です。そのため床の木などは重たいミシンに耐えれるようなしっかりとした材料が使われており、再利用する予定です。また、縫製工場ということで、余った生地がたくさんあったので、地元の御婆さんにカーテンにして頂いて再利用しています。
(昔の生地の裁断機)
(生地を再利用したカーテン)
代表取締役
田中大貴