和束町で、農薬不使用の稲作 〜2021年9月〜

田中美里

D-matcha では、2021年より弊社管理の丁度中間にあった田んぼの耕作を始めました。

米は日本の主食。日本の食文化とは切っても切り離せない食材です。特に私は、玄米が大好きです。玄米は米ぬかの部分も食べるので、栄養価が高く、そして糖質の吸収が白米に比べて緩やかな低 GI 食材でもあります。ですので、お店で提供する面も玄米抹茶麺と玄米煎茶パスタに変更しました。ただ、玄米は外側まで全て食べる分、やはり農薬は不使用で作りたくて、元々の農家さんの反対(「絶対、大変やで」)を押し切って農薬不使用での栽培を行っています。しかし、お茶以上に雑草の処理がこんなに大変になるとは想定外でした。ヒエが凄い 勢いで生えてきます。

我々の田んぼのサイズも 3 反(過去の農家さんの収量だと 600kg)ほどあるのですが、10~20%くらいの面積は、ヒエに稲が負けて倒れてしまっています。8月は雨が本当に多く、時間を見つけては早朝からヒエを鎌で切って除草する作業に終われています。ただ、稲穂が実り、田んぼ独特の香を楽しめたり、赤とんぼが飛んでいるのは本当に癒されます。

和束町の美味しい水と空気、そして豊かな土壌で育った米を食べるのが本当に楽しみですし、玄米甘酒や玄米粉を使用したクッキーなど、日本を代表する食材である「米」とくに「玄米」をたくさん使用した身体に優しい商品をたくさん作っていこうと考えています。

代表取締役 田中大貴