日本各地の茶産地には古くからそれぞれ、種子から繁殖された在来種が存在しています。
挿し木などクローンで増やす品種(例えば、やぶきたやおくみどり、ごこう)などと違って、同じ茶園でも株ごとに遺伝子情報が違うために、葉や味わいの特徴が異なります。
確かに、株ごとの生育が違うため株によっては摘採期(旬)を逃す場合もありますが、同一品種だけのお茶とは違い複雑な香りや味がする在来の茶園から採れたこのお茶はまさに天然のブレンドと呼べるかもしれません。
これまでに宇治在来種から選抜された優良品種は多く、実はさみどりやごこうと言った品種はこの宇治在来から選抜されたものです。
近年、優良品種に改植されることにより消滅が危惧されるまでになっている在来種。
また、「ひょっとしてさみどりやごこうを超えるような株が存在するかも?」と思いながら収穫していると、なんだかウキウキしてきます。
こちらは、より顕著に色んな味が楽しめるよう被覆せずに栽培しました。
よりダイレクトに色んな味が楽しめるよう被覆せずに栽培しました。
そのため、ごこうなどの被覆茶よりは苦味を感じるかと思います。
苦みや渋みの味わいも、いろんな茶葉が交じり合う在来ならではの複雑さを持ち合わせています。
品種ものとは一味違う在来の味わいをお楽しみください。
皆さんが普段飲んでいるお茶の多くは、様々の産地や品種の茶をブレンドしたブレンド茶です。
しかし、実はブレンドする前の茶は驚くほどに異なる個性を持ち合わせいます。
d:matchaでは、シングルオリジン煎茶(=ひとつの畑から収穫した煎茶)ならではの、まじりっけなしのストレートな個性を体感する楽しみをお届けしています。
お茶プロフィール
種類は「在来種」
最近では品種ものが増えており、在来種の畑は減少しています。
異なる遺伝子情報を持ち合わせた在来の茶は、品種ものよりも品質管理が難しいので敬遠される傾向にあります。しかし、在来ならではの味わいの面白さもあります。
収穫時期:1番茶(新茶)
和束では年に3回収穫が可能。1番茶(新茶)は1年で最も旨みの乗った、柔らかで上質な茶葉。
tea information | |
収穫日 | 2022/5/15 |
収穫期・グレード | 一番茶 |
品種 | 在来 |
畑の場所 | 和束町湯船地区 |
被覆期間 | 0日間 |
栽培方法 | 農薬不使用栽培 |
味わいの特徴 | しっかりとした渋み。様々な味わいが混ざった複雑な味わい |
天然のブレンド茶とも言える複雑な味わいが特徴です。
しっかりとした強めの渋みの中に感じる奥行きのある味わいをお楽しみください。
おすすめの淹れ方
宇治の上級煎茶は低温で淹れるのがおいしい!
1.急須の中にお湯を注ぎ、急須を温めます。その後、急須の中のお湯をカップに注ぎ、カップを温めます。
こうすることで、お湯の温度が約20℃~30℃ほど下がります。
2.温まった急須の中に、茶葉を入れます。目安はティースプーンで3杯(5~6g)ほど。
3.カップのなかのお湯を急須に注ぎ、蓋をしてしっかりと蒸らします。目安は大体1分半~2分ほど。
※茶をつぐ時は、均等の濃さになるように、回し注ぎするとよいでしょう。
※飲み終わったら、再びお湯を注いで、2杯目、3杯目と楽しむことができます。
dmatchaでは、収量を求めず1芯2葉の柔らかくアミノ酸含有量が高い部分のみを収穫しています。
どの煎茶も収量は極めて少ないですが、その分高い品質を担保できるように細心の注意を払っています。
市場出荷を主に行っている一般的な農家では、このような収穫方法では収支が合わないため、実現しません。
ほぼ全量を自分たちでお客様に直接販売しているd:matchaならではの特徴です。
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産地 | 煎茶:京都府相楽郡和束町 |
加工地 | 京都府相楽郡和束町 |
原材料 | 緑茶(京都府和束町産) |
賞味期限 | 商品発送後6ヵ月目安 |
諸注意 | 開封後は高温多湿の場所を避け、お早めにお召し上がりください。 |
内容量 | 40g |