一般的に、美味しくて旨味が強い煎茶を栽培するには、有機肥料がかかせません。d:matchaでは、土を豊かに保つために土壌分析結果に伴い、菜種や魚粉、貝などの有機肥料のみを手間暇かけて土に与えています。
一般的に、無農薬栽培をする際に、上質な有機肥料を与えると虫が付きやすくなることから、有機栽培茶は慣行栽培茶に比べて旨味が少ないものが多いと言われています。 d:matchaでは、寒冷で地形的に風通しが良くて虫や病気の影響が少ない場所を選び、剪定の時期を工夫することで、旨味たっぷりの有機栽培茶をつくることに挑戦しております。
選んだ品種は「ごこう」。「ごこう」は京都品種。玉露になることも多い高級品種です。「摘採期」と呼ばれる、おいしい茶を収穫するのにベストな期間が非常に短く、少しでも収穫が遅れると葉が固くなっておいしくなくなってしまうため、農家にとっては栽培の難しい、緊張する品種でもあります。
被覆によって濃厚な旨味がのるとともに、独特のミルクのような個性的な味わいを楽しむことができます。京都品種であることからも和束の気候に良く合っており、寒い冬でも比較的影響が少なく、病害や虫害の影響が少ないことが特徴です。
d:matchaでは、味わいや畑の特徴の違いを科学的に検証し、データやノウハウを蓄積していきたいと考えています。
「旨味」を感じるもとなる「遊離アミノ酸」の含有量を、2019年煎茶について成分分析してみました。
もちろん、アミノ酸含有量は1つの指標にすぎません。
「旨味」はあくまでもお茶の味わいを構成する一つの要因です。
渋みや香りなど複数の要因が織り重なって、茶の味わいの個性を形作っていくということも併せて記載させていただきます。
実は、茶にはたくさんの品種が存在しています。
2019年時点で約120種もの品種が存在しています。栽培地域や用途に適した品種を農家は選び、栽培しています。
品種によって、味わいはさまざま。
この違いをご家庭でも気軽に楽しんでいただけるよう、d:matchaでは品種別シングルオリジン煎茶を販売しています。
非常に手間はかかりますが、少量多品種の品揃えで、お客様のニーズにきめ細かく応えていきたいと考えています。
お茶プロフィール
このお茶の品種は「ごこう」。「ごこう」は京都品種。玉露にも加工される高級品種です。黒いシート(寒冷紗)で被覆すること16日間、旨味をたっぷりと含んだお茶に仕上げました。濃厚な旨味・甘みを味わいたい方におススメの煎茶です。
和束では年に3回収穫が可能。1番茶(新茶)は1年で最も旨みの乗った、柔らかで上質な茶葉。
詳細は茶畑マップをご覧ください。
被覆とは茶園を黒いシートで覆って遮光するという栽培技法。茶葉が持つ旨味成分「テアニン」が光によって渋み成分「カテキン」へと変化することを防ぎ、旨味の強い茶にするための技術。
tea information | |
収穫日 | 2021/5/20 |
収穫期・グレード | 一番茶 |
品種 | ごこう |
畑の場所 | 和束町湯船地区(白山神社) |
被覆期間 | 15日間、かぶせ茶 |
栽培方法 | 農薬不使用、無除草剤、有機肥料栽培(化学肥料不使用) |
香りの特徴 | 海苔のような品種香と覆い香の絶妙なバランス |
味の特徴 | 渋みが少なく、旨味が非常に強いお茶です。熱湯で淹れても失敗しない。低温でじっくり淹れると玉露のようなトロッとした旨味を楽しむことができます。 |
色の特徴 | 深緑色 |
「ごこう」は京都品種。玉露になることも多い高級品種です。「摘採期」と呼ばれる、おいしい茶を収穫するのにベストな期間が非常に短く、少しでも収穫が遅れると葉が固くなっておいしくなくなってしまうため、農家にとっては栽培の難しい、緊張する品種でもあります。
被覆によって濃厚な旨味がのるとともに、独特のミルクのような個性的な味わいを楽しむことができます。京都品種であることからも和束の気候に良く合っており、寒い冬でも比較的影響が少なく、病害や虫害の影響が少ないことが特徴です。
仏様の後ろの光の後光からその名前の由来がきており、その品種としての品質の高さをあらわしています。
栽培メモ
-畑担当よりひとことー
被覆栽培とは、収穫前に寒冷紗(かんれいしゃ)と呼ばれる黒いシートで茶園を覆う栽培技法です。抹茶や玉露は、20日間以上被覆栽培を行う必要があります。煎茶では20日未満、被覆栽培を行うのは上級煎茶だけです。被覆の期間が2週間程度と長い煎茶のことを「かぶせ茶」と呼びます。
かぶせ茶は、茶葉の旨味を楽しむことができるとともに、被覆栽培ならではの「覆い香」と呼ばれる海苔のような香りを楽しむことができます。
こちらの煎茶は「かぶせ茶」。初めて召し上がる方は、その旨味の強さに驚くことでしょう。上質で濃厚な旨味をお楽しみください。
一般的に、美味しくて旨味が強い煎茶を栽培するには、有機肥料がかかせません。d:matchaでは、土を豊かに保つために土壌分析結果に伴い、菜種や魚粉、貝などの有機肥料のみを手間暇かけて土に与えています。一般的に、無農薬栽培をする際に、上質な有機肥料を与えると虫が付きやすくなることから、有機栽培茶は慣行栽培茶に比べて旨味が少ないものが多いと言われています。 d:matchaでは、寒冷で地形的に風通しが良くて虫や病気の影響が少ない場所を選び、剪定の時期を工夫することで、旨味たっぷりの有機栽培茶をつくることに挑戦しております。
おすすめの淹れ方
宇治の上級煎茶は低温で淹れるのがおいしい!
1.急須の中にお湯を注ぎ、急須を温めます。その後、急須の中のお湯をカップに注ぎ、カップを温めます。
こうすることで、お湯の温度が約20℃~30℃ほど下がります。
2.温まった急須の中に、茶葉を入れます。目安はティースプーンで3杯(5~6g)ほど。
3.カップのなかのお湯を急須に注ぎ、蓋をしてしっかりと蒸らします。目安は大体1分半~2分ほど。
※茶をつぐ時は、均等の濃さになるように、回し注ぎするとよいでしょう。
※飲み終わったら、再びお湯を注いで、2杯目、3杯目と楽しむことができます。
dmatchaでは、収量を求めず1芯2葉の柔らかくアミノ酸含有量が高い部分のみを収穫しています。
どの煎茶も収量は極めて少ないですが、その分高い品質を担保できるように細心の注意を払っています。
市場出荷を主に行っている一般的な農家では、このような収穫方法では収支が合わないため、実現しません。
ほぼ全量を自分たちでお客様に直接販売しているd:matchaならではの特徴です。
d:matchaでは煎茶は全量を自社工場で揉んでいます。
茶農家数軒が協力して、人繰りや管理を行う共同工場もありますが、揉み方を細かくカスタマイズすることが難しいため、自社で揉むことにしています。
非常に手間はかかりますが、それぞれの茶葉の個性を引き出すべく、丁寧に揉んでいます。
少量ずつ芽の状態を見極めながら加工することで、個性のあるお茶創りを目指しています。
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産地 | 煎茶:京都府相楽郡和束町 |
加工地 | 京都府相楽郡和束町 |
原材料 | 緑茶(京都府和束町産) |
賞味期限 | 商品発送後6ヵ月目安 |
諸注意 | 開封後は高温多湿の場所を避け、お早めにお召し上がりください。 |