こんにちは!いつもd:matchaをご利用頂き、ありがとうございます。d:matchaニュースレターチームより畑や新開発の商品、スタッフの近況をご紹介していきます。どうぞ、ご愛読ください。

畑のこと (by Hiroki.A )

無農薬の二番茶パート2

先月 無農薬栽培における二番碾茶の話を書かせていただいたのでその報告になります。結論から言いますと、今回の二番碾茶は収穫されましたが、慣行栽培で従来想定される収量の半分ほどになり品質としても満足できるものではありませんでした。しかし無農薬栽培においては妥協のゆく範囲内ではあったのではないかと思います。病害虫の発生状況は、害虫ではヨコバイでひどい食害が観察されました、ダニ類の発生は思ったより少ないように思いました。病気においては炭疽病、黒腐れ病、新梢枯死、モチ病と多くの種類が見られました。

今年の二番茶シーズンの初めのころは空梅雨だと思われ雨が少ない時期が続きましたが、被覆を行った後に長雨に打たれました。一般的に雨量と害虫の個体数は負の相関を取り、逆に病気の発生頻度とは正の相関になります。今回の二番茶時期の病害虫の傾向をまとめると、二番茶の芽が伸び始めるタイミングで害虫の密度が高い状態が続き食害を受け、被覆を行ってからは、危惧される病気の発生が促進さえれるシチュエーションが続いてしまったと考えることができます。

無農薬栽培においては若干厳しい状況であったが何とか収穫まで行うことだ出来たことは、来年以降の二番茶時期の圃場活用に新しい展望を見出すことにつながったと思っています。今回使用した畑が樹勢をあまり落とすことなく来年に向けて順調に生育して行くことを願っています。

 

病害虫の被害が多く見られた場所

 


 

 

‐ Matcha beauty recipe No.3 (by Natsuki)

抹茶を気軽に取り入れて欲しい!そんな思いから日頃から日常で取り入れることができる抹茶レシピを開発しています。

第3回目は、暑い季節に作りやすい♪夏バテ防止、栄養満点抹茶甘酒レシピをご紹介♪

使用している抹茶「1番茶抹茶やぶきた」

【抹茶甘酒2~3杯分】

・抹茶やぶき 小さじ3

・乾燥米麹 200g

・炊いた米 200g

・湯(60°)  450g

【必要な道具】

・炊飯器

・料理用温度計

・薄手の布巾

 

【甘酒の作り方】

1.ご飯を炊きます(200g分あれば大丈夫です)200gのご飯を炊飯器に入れ、保温状態にさせます。

2.お湯を58°になるまで温めます。

3.炊飯器にお湯を注ぎ、ご飯をほぐします。

4.乾燥米麹をほぐしながら炊飯器に加えます。

5.炊飯器の蓋を開けたまま、薄手の布巾を被せ、7時間発酵させます。

※ここがポイント

麹は60°を上回ると酵素が死んでしまうため、必ず60°以下にしましょう。

炊飯器の蓋を閉めないのは、中で温度が上がってしまうからです

発酵の勝負時間は保温開始から2時間です。時々チェックしてかき混ぜてください。

【抹茶甘酒】

1.甘酒ができたら冷蔵庫で冷ます。

2.抹茶を茶こしでこして冷めた甘酒に加え混ぜます。

3.グラスに注ぎ、氷を入れたら完成♪

1番茶の抹茶を使用した方が、抹茶の旨味と甘酒の甘さがマッチして本当に美味しいです♪

d:matchaでは玄米抹茶甘酒を販売中!

自家栽培した玄米を使用し、お米の栄養素を丸ごと詰め込んだ抹茶甘酒。パッケージもリニューアルし、飲みやすくなりました!玄米を100%使用した甘酒を家庭で作るのはなかなか難しいので、是非お試しください♪

 

 

 

 

- お茶のカフェイン量(by Azusa.U)

6/27〜7/18までエキュート上野でd;matchaとコラボした抹茶フェアを行いました。

私たちスタッフも3週間充実した日々を過ごすことができました。本当にありがとうございました。

ほうじ茶、煎茶、和紅茶の試飲もお配りしていました。『試飲をお配りしている中で何人かのお客様にほうじ茶と和紅茶の試飲なんて珍しい!!』『冬に飲むイメージがあった』とおっしゃって頂きました。というのもほうじ茶には『ピラジン』という成分、紅茶には『テアフラビン』という成分が血流を良くして身体を温めてくれます。だから冬に飲むイメージがあるのではないでしょうか?

逆に煎茶にはカフェインが含まれており血管を収縮させるため身体を冷やすと言われています。

100mlに対してのカフェイン量

煎茶 20mg

紅茶 30mg

ほうじ茶 20mg

玉露 160mg

抹茶 64mg

コーヒー 67mg

またカフェインは80℃以上のお湯で溶け出しやすくなると言われている為、水出しのお茶はカフェイン量は少ないと言われています。これからもまだまだ暑い日は続きますが、dmatchaのお茶で夏をしのぎましょう。

 

 

 

 - 陶器を廻って国内旅行!by Seiya.H)

 

地域によって同じ日本茶でも品種が異なり、味も異なります。

お茶も楽しみの1つですが、抹茶や煎茶で必要不可欠な物といえば、お茶を飲む為に使用する茶碗、湯呑みです。茶碗や湯呑みは主に陶器ですが、これらも地域によって様々な特徴があります。

抹茶用の茶碗で有名な陶器は京都だけでも数種類あり、代表的なのが樂(らく)焼き、京焼、朝日焼き等です。地元の土もそうですが、主な形、焼き方にも様々な特徴があります。見た目はそっくりでも、中には非常に強い拘りが隠れている陶器もあり、お点前をする時に持ちやすいように、抹茶が点てやすいように等、陶芸者さんの拘りや道具に対する熱意が伝わる物もあります。

京都以外でも全国で陶器が作られており、岡山県の備前焼、愛知県の瀬戸焼、奈良県の赤膚焼き等も有名です。

私が一番好きな陶器は萩焼きで、産地を求め山口県へ旅行した事もあります。

煎茶道具の湯呑みで有名なのが佐賀県の有田焼で、急須は愛知県の常滑(とこなめ)が人気です。

皆様が日常生活で使用してる器、花瓶等も実はお茶の世界では人気のある陶器かもしれません。もしお気に入りの陶器があれば、その産地でお茶道具を勝手お茶を嗜むとまた一段とお茶がおいしくなるかもしれません。

最近d:matchaでは滋賀県の信楽焼きの器をデザートのお皿に使う事があるので、もしご来店される機会があれば、デザートと共に、日本の陶器をお楽しみいただけたらなと思います

写真は滋賀県で学生時代、自分が作った信楽焼の茶碗です。

 

 

 

 - d-matchaのティラミスby Ko)

ティラミスの話

マスカルポーネは白くやわらかい見た目で、上品な甘みとコクがありますが酸味や塩味は控えめでクセのない味わいで乳脂肪分が高いことから、生クリームのようにスイーツ作りに使われることが多いチーズです。苦味の強い食材やお酒との相性が抜群

お茶、コーヒーやチョコレート、ブランデーやワインなどと合わせて食べると、マスカルポーネのおいしさがより引き立ちます。

クリームチーズの見た目は薄いクリーム色で、バターのようになめらかでやわらかいのが特徴マスカルポーネと比べると酸味や塩味が強く、質感も重めです。原産国は不明ですが、世界最古のチーズのひとつと言われております。

濃厚な質感と、チーズらしい酸味や塩味が特徴のクリームチーズ。ベイクド、レアなどさまざまなタイプのチーズケーキやスイーツ作りに使われます。

マスカルポーネとクリームチーズはどちらもフレッシュタイプのチーズです。「フレッシュタイプ」とは、熟成させずにそのまま食べられる

 

 

 -​​ お茶の適切な保存方法と古くなったお茶の楽しみ方(by Yuina)

皆さんは普段、茶葉をどのように保存していますか。

お茶は非常に酸素や湿気、光に弱いことが特徴です。そのため、お茶は密封性のある容器に入れ、さらに冷暗所で保管することで本来の品質を保つことが可能です。

実際お茶は紫外線にさらされることでカテキン等の栄養素が壊れてしまいます。

また、お茶の香りに関しても、他の食品等と共に保管することで匂いを吸収してしまうため、お茶本来の香りを楽しむことができなくなります。そして、開封後のお茶はなるべく早く消費することも重要になってきます。

以下の写真は長期間密封せずに置いておいた茶葉です。少し赤みがかっているのがわかりますか。このように酸化し劣化した茶葉でお茶をいれると水色も赤みがかったものになってしまいます。

しかし古くなったお茶が飲めなくなる訳ではありません。古くなったお茶はほうじ茶にして楽しむことも可能です。ご自宅にあるフライパンで茶葉を炒ることで簡単にほうじ茶を作ることができます。ぜひ一度試してみてください。

 

 

 

-  d:matcha創業物語⑪~店舗オープンに向けて:メニューを開発する~(by Misato.T)

店舗をオープンするにあたって、d:matchaの独自色を出したカフェメニューを生み出す必要がありました。

お茶産地・和束町のカフェらしいお茶を使ったメニューで、かつ、近隣の他のお店で提供していないメニューでなければd:matchaにわざわざ来る理由となりません。

近隣のお店では、茶そばやお茶ごはん、和菓子は提供・販売していたので、うちは洋食・洋菓子で攻めていくべきと判断しました。

しかし一方で、知名度の低い我々にとっては、観光客を容易には集客できるとは思えませんでしたので、最初は地元のお客さまの需要を取っていく必要もありました。町のコンビニでパンを食べてコーヒーを楽しんでいる地元のお客様が相当数いる様子を見て、うちでもパンとコーヒーを出そうと決めたのでした。

初期のフードメニューは、碾茶汁なし担々麺、ジビエソーセージのカレー、パスタ3種類(ペペロンチーノ、ジェノベーゼ、ラグ―ミートソース)。

デザートは抹茶パフェ、抹茶アイス。約10種類ほどの総菜や菓子パン。

ドリンクは煎茶・抹茶飲み比べセット、コーヒー、抹茶ラテ、レッシュジュースなどでした。

コーヒーはサイフォンで淹れる本格的なもの、フレッシュジュースはオーダーが入ってからスロージューサーで搾るというこだわりようでした。

しかし、カフェを運営する上では、オーダーが入ってから短時間で提供できるオペレーションの組み立て、食材のロスが少ないことが大切です。

この2点を甘く見すぎていたので、いくつかのメニューはオープン後に後悔したのでした。

ともかく、メニューが大急ぎでかたまり、備品の購入や仕込みに毎日追われ、あっという間にオープン日になったのでした。

↑初期のメニュー表。最初は、地元の精肉店から仕入れたソーセージを使ったメニューがたくさんありました。パスタも日替わりでした。デザートメニューよりもフードに力を入れたメニュー構成でした。

↑パンも毎日焼きました