日本茶と健康

健康 日本茶に含まれる栄養成分

日本茶に含まれる栄養成分

日本茶に含まれる栄養成分

お茶には様々な成分が含まれていますが、ここでは、代表的な成分を紹介します。特に、テアニン・カテキンはお茶に特有な成分で、様々な研究が行われています。

日本茶にしか含まれない、特別な成分

  • カテキン類

    抗酸化作用・殺菌/抗菌・虫歯/口臭予防・肥満/
    生活習慣病予防/脂肪蓄積/
    血糖値上昇の抑制・抗アレルギー作用

    お茶に特有な成分として有名。広義にはポリフェノールの一種。主に4種類のカテキンの存在が確認されている。強い抗酸化作用があり、食品の酸化を防ぐ品質保持剤としても使われる。殺菌/抗菌作用も強く、虫歯や口臭の予防にも効果がある。また、脂肪の蓄積や血糖値上昇を抑制するなど、生活習慣病や肥満の予防にも効果的。抗アレルギー作用も確認されており、その万能的な健康効果に注目が集まっている。

  • テアニン

    リラックス作用・冷え性改善・認知症予防

    アミノ酸類の一種で、お茶に特有な成分。お茶の味の中では「旨味」のもととなる。玉露/かぶせ茶や抹茶など、一般的に高価なお茶に多く含まれる。脳の興奮を沈めて、リラックスする効果がある。お茶に含まれるカフェインはテアニンの作用と拮抗し、コーヒーや紅茶と比べてカフェインが穏やかに作用すると考えられている。リラックスすることに伴い血管が拡張し、血行/冷え性の改善にも期待できる。また、疫学調査で認知症予防にも効果的であることが明らかにされている。

リフレッシュしたいときに嬉しい成分

  • カフェイン

    リラックス作用・冷え性改善・認知症予防

    コーヒーから発見されたため、"カフェ"インと命名された。脳を目覚めさせる覚醒作用があり、リフレッシュした気分となり眠気が防止される。利尿作用があり、むくみの原因となる体内の不要物を外に出す効果も期待できる。お茶に特有の成分であるカテキンとの相乗効果で、脂肪蓄積抑制効果が高まることが研究によって明らかになっている。

最近話題の「抗酸化作用」を持つ成分

  • ビタミンC

    抗酸化作用・皮膚/血管の老化防止・免疫力アップ

    抗酸化力があるため活性酸素を取り除き、皮膚や血管の老化を防ぐ。また、白血球の働きを強化し、免疫力をアップさせる効果がある。人間は体内でビタミンCを作り出すことができないため、食品から摂取する必要がある。一般的にはビタミンCは熱に弱く分解されてしまうが、緑茶ではカテキン類がビタミンCを安定化させる作用を持つため、熱によってもビタミンCが破壊されず、効率的に摂取することができる。

  • ビタミンE

    抗酸化作用・生活習慣病予防・血流改善

    強い抗酸化作用を持つため、コレステロール・脂肪の酸化を防ぎ、生活習慣病の予防・改善に効果がある。また血管の収縮を抑えることで血流を改善、肩こりや腰痛、冷え性などの解消に役立つ。ビタミンCと同時に摂取することで、相互に作用を高めあう。

  • ポリフェノール

    抗酸化作用

    ポリフェノールは、植物全般に含まれており、苦みや渋みなどのもととなる化合物の総称である。約5000種類存在し、お茶にはカテキンやタンニンといった成分が主に含まれている。ポリフェノールは一般的に抗酸化作用をもち、人体に含まれる活性酸素を除去し、様々な病気を予防する力があることで注目されている。植物を摂取することで人体に吸収されるが、長期間蓄えることができないため、継続的に摂取する必要がある。

  • タンニン

    収れん作用・抗酸化作用・下痢改善

    渋みを感じる成分として有名。広義にはポリフェノールの一種。収れん作用があり、化粧品に配合すると肌の引きしめに効果的である。人体内でも同様に収れん作用をもたらすため、腸内の粘膜を刺激して腸を引き締めるため、下痢の改善にも用いられれる。カテキン同様に抗酸化作用をもち、血液中のコレステロールの酸化を防ぐことで、動脈硬化などの生活習慣病の原因を予防する効果がある。

女性に嬉しい、むくみ予防や整腸作用がある成分

  • カリウム

    高血圧・むくみ予防

    塩分に多く含まれるナトリウムを排出する効果を持ち、高血圧・むくみを予防する。お茶に含まれるミネラル成分の中では多数を占める。

  • 食物繊維

    ヒトは消化することができず、食品から摂取しても体外へ排出されるが、人体に様々な効能がある。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分類される。ともに腸内にたまった不要な老廃物を体外へ排出する働きを持ち、腸内環境を改善する。特に、抹茶は茶葉を丸ごと摂取するため、不溶性食物繊維も丸ごと摂取することができる。
    ・水溶性食物繊維・・・糖類の吸収を抑制し、血糖値の上昇を穏やかにする。また、コレステロールの吸収も抑制するため、糖尿病の予防や症状改善が期待される。
    ・不溶性食物繊維・・・体内で水分を吸収し膨張、腸を刺激して便を排出しやすくなる。

その他・殺菌/抗菌作用がある成分

  • サポニン

    殺菌/抗菌作用・咳の鎮静・痰の除去効果

    一般的に植物の葉・茎・根に含まれる成分で、殺菌/抗菌作用があり、古くは天然の石鹸成分として用いられていた。水に溶けると発泡作用があり、ボトルに入れたお茶が泡立ちやすいのはサポニンが含まれているためである。呼吸気管に作用し、異物を排除する分泌液の抽出を活発にすることで咳を沈めたり、痰を取り除く効果がある。

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