d:matcha通信(2020年10月号)⑥お茶と環境 - d:matcha Kyoto

d:matcha通信(2020年10月号)⑥お茶と環境

田中美里

「dmatchaのティーバッグはソイロン製で土に還るので飲み終わったら庭先に捨てても大丈夫ですよ。」とお客さんに伝えたある日、ふとある疑問が自分の中で起こりました。

「このティーバッグ本当に土に還るのだろうか。またどのくらいの期間を経て分解されるのだろうか。」    

 我々dmatchaはできる目の前の小さなことからSDGsや環境問題に取り組んでいます。その1つがティーバッグの商品を全てナイロン製からソイロンというトウモロコシ由来のデンプンを使用した物にかえたことです。理論上、ソイロンは庭先に捨ててもデンプンなので微生物や酵素によって糖に分解され土に還ります。

しかしながら、自分の目で分解されていくソイロンを見たことがないのです。これではお客さんに胸を張って分解されますとは言えないなという思いが自分の中で沸々と強くなっていきました。そこでそのモヤモヤを確信に変えるため確証実験を始めました。

『実験方法』

4処理区×3サンプルずつ用意しました。対照区として市販の他社商品のティーバッグ(ナイロン製)、和束茶ブレンド区(ソイロン製)、和紅茶区(ソイロン製)、ジンジャーほうじ茶区(ソイロン製)の4処理区を設けました。地上から5センチほどにそれぞれ埋めて、毎朝水を与えることとしました。

毎朝、何を育てているわけではないのにティーバッグを埋めた鉢に水をあげることに虚しさを感じることはありますが、きっとこういう1つ1つ疑問に思ったことを確証に変えていくことが自信を持って商品を販売することに繋がると信じ、変化が見えない鉢に水を与え続けています。

1ヶ月後に一度掘り起こして様子を見てみるつもりです。